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2013年6月18日 (火)

大阪市環境局舞洲工場

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舞洲は大阪港に浮かぶ人工島で、そこにはスポーツ公園やキャンプ場などが設置され、大阪市民の憩いの場となっている。また同時に、舞洲は大阪港に隣接していることから、多くの物流業者がここに大型倉庫を建設し、大阪の重要な物流拠点ともなっている。

大阪市は、この大型倉庫に隣接する地域に、2000年代初頭にふたつの大型施設、環境局舞洲工場(ゴミ焼却場)と舞洲スラッジセンター(下水処理場)を建設したのだが、両施設のデザインをオーストリアの芸術家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーを起用したことにより、両施設はその奇抜なデザインから大変に有名になり、今日では国内外、多くの観光客の注目を浴びている。

環境局舞洲工場は2001年、舞洲スラッジセンターは2004年に竣工したが、フンデルトヴァッサー氏は、ミレニアムイヤーの2000年に亡くなっており、残念ながら両施設を自らの目で確認することはできなかった。

私も一度この施設をぜひ見学したいと考えていたのだが、事前予約が必要なことと、舞洲に行くにはユニバーサルシティのひとつ先にあるJRゆめ咲線「桜島駅」からバスを使用しなければならないのが面倒で、行く機会を失っていたのだが、先週金曜日に予約が取れたので、施設見学に出かけた。

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舞洲工場玄関 

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エレベーターのデザインも独特

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フンデルトヴァッサーのデザイン原画

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施設内部の怪しい芸術的空間が、ここがゴミ焼却場であることを忘れさせる。

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舞洲工場の模型

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舞洲工場からスラッジセンターを望む。青い煙突はスラッジセンターのもの。

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舞洲工場の入り口付近からの撮影

数年前、フランスがル・コルビジェ設計の建築を世界文化遺産とすべくユネスコへ働きかけ、その一環としてル・コルビジェ設計の東京上野の国立西洋美術館も世界文化遺産へとの運動が日本でも起きたが、残念ながらそれは実現しなかった。

世界文化遺産に登録されるかどうかはともかくとして、舞洲のフンデルトヴァッサー設計の建築物も近い将来間違いなく日本を代表する重要な文化遺産になるだろうと思う。

バルセロナに旅行する日本人のほとんどが、ガウディの代表作である聖家族教会やグエル公園を目にするだろう。ウィーンを旅行する人々の多くもウィーンのユーゲントシュティルを代表する分離派会館やオットー・ヴァーグナーの諸作品を目にしていると思う。ウィーンにはフンデルトヴァッサーの代表作であるフンデルトヴァッサー・ハウスや舞洲工場によく似たシュッピッテラウ焼却場があり、これらの建築物にも現在多くの観光客が訪れている。

確かに舞洲のふたつのフンデルトヴァッサー設計の施設には多額の税金が投入され、大阪市民から無駄遣いとの批判もあった。しかし、この施設が将来的に大阪を代表する文化遺産として、多くの観光客が訪れる施設になることは間違いないであろう。

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